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宅地地盤の品質評価

2016/06/30不断斎見聞記

宅地地盤の品質評価に関する技術講習会に参加してきました。公益社団法人地盤工学会主催なんですが、液状化や地滑りについて関心が高まっているので、公益社団法人日本不動産鑑定士協会連合会が共催に入れていただいたのかどうか、今日は不動産鑑定士さんが多いとの講師先生のご挨拶です。
不動産鑑定士が聴講するのはいいことだとは思うのですが、自分の持ち場をわきまえる必要はあるかな、という感想でした。

いったい、不動産鑑定士が宅地を現地で見て、その地盤や擁壁の採点ができるのかという問題があります。数学的に分析する力も実務上の余裕もありません。とは言え観察上の注意点や気づきは得られるなと思いました。もちろん知らなかったことはたくさんありました。ただし彼らも数字(価格)に飛ばすということは、やはり難しいはずで、これを批判を恐れず挑むのが?、いやビジネス上の危険を回避するのが?、鑑定士に求められていることなのか、悩んで帰ってきました。

住宅の基礎廻り(犬走り)のモルタルにクラックが入っている。建物の中に入って微妙な傾斜を検出した。ではいったい、宅地の評価で何点(%)減価するのが良いのか。避けるべきとかは、正論ではあるが、やってほしいという社会的必要もあるのはたしかなのです。

 

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