香港とエアポートについて

2024/04/21不断斎見聞記

訳あって海外にでるたびに何かサイトに書くことにしている。次の出国が迫っているので、前回について急いでやっつけないといけない。

香港と言えば、３０才で帰郷して５０才頃までの間、家から一山越えた大阪南部にある、台湾華僑がやってるビジネスホテル併設の中華レストランという思い込みがあった。因みに今もある。そしてエアポートというと自分にとっては故郷の田舎町にあるちょっとまとまった人数が入れるクラブであった。青年会議所、商工会議所、何とか倶楽部だのの団体が全員入れる店が町にはそこしかなく、独占的できっと儲かってるんだろうなと思っていたが、お世辞にもきれいな店とは思わなかった。これはもう残っていない。大人数で集まって団体で飲む文化が廃れてしまったのだ。２０１２年からリアルの香港など各地に行くようになり、国際空港はミスなく使いこなすべき施設となった今、そんな惰性的言語印象は消えつつあった。ところが今回、香港の元の空港辺りへ行く機会が到来し、様々な記憶を反芻しながら、カイ（啓の脚の口がない）徳（タクと読む）へとやってきた。

カイタク空港というと飛行機がビルの間に降りていくイメージがあり、行ったこともないのにその怖さは知れ渡っていた。ビクトリア湾に向かって南東方向に滑走路だけが舌のように突き出している地形で、着陸間際に市街地上空でターンするため、飛行機が大型化して対応できなくなったに違いない。そんな空港跡を再開発して、住居、店舗に事務所街を作ろういう長期間計画されてきたらしい。

公営住宅もたくさん作っているそうだが、それをもっと前から力を入れておけばよかったんじゃないかとか思った。いずれにせよながめのいい新都心という感じだ。尖沙咀にも屯馬線で5駅ほどの尖東から歩けばすぐ行ける。香港島の中心部を北から眺めることができるはずだ。

 

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