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研究・公開資料

令和4(2022)年地価公示・和歌山県内市町別用途別変動率

2022/03/27研究・公開資料

 和歌山県内の公示地価ですが、全国の中でも土地需要は弱い状況です。やっててそんなものかなとも思うのですが、変動率が、住宅地は最下位、商業地は下から三番目だということです。ただし、そんな明らかに下落しているとかそんな感じはありません。全般的には下落幅は縮小ぎみと読まれる結果です。もちろん拡大している市町、用途もあり一様ではありません。コロナ禍の影響も業種によって大きな差があり、低金利も継続していますから、住宅地の需要は底堅いと思われます。もっとも活発とまでは思えません。業務用地についても倉庫等需要が強いという印象があります。建築資材等でインフレ傾向まで出てきている中で、土地は果たして影響を受けないのか、これからよく見ておく必要があると思います。
 市町別の動向についても、昨年までと同様の傾向が続いていると思います。紀南高台住宅地の需要の強さや人口の状況が反映していると感じられます。それにしても南部よりも、中紀地域の下落傾向の強さが続いていることが気になります。地域によって、海岸線の状況、市街地、市域町域の広がりと地形がやや異なることも影響しているのではないかと考えています。

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